花粉症の代表的な原因植物はスギ花粉ですが、他にも様々な原因植物があります。

花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目や喉の痒み、などが主な症状ですが、熱感や倦怠感などの全身症状を伴う事もあります。
花粉症は、風邪の症状ともよく似ていますが、風邪は通常なら約1週間程度で治るのに対して、花粉症は原因となる花粉が飛散している間は、ずっと症状が続き、目や喉に痒みを生じるという違いがあります。




花粉症、アレルギー性鼻炎に

花粉症

つらい花粉症の症状に!


花粉症患者の増加

 

花粉症患者が増加している背景には、スギ花粉の増加、大気汚染、食生活の変化、住環境の変化、などが挙げられます。

 

近年のスギ花粉の増加は、戦後の復興のために日本中の荒れ果てた山々に国の奨励でスギの植林が盛んに行われたためで、その植林されたスギが成長し、花粉を生産する樹齢に達した事が原因だと言われています。

 

また、近年は安い輸入木材によって林業に携わる人が減り、枝打ちや間伐などの手入れがされなくなったスギが増えた事も、花粉を大量に生産するようになった原因だと言われています。

 

また、車の排気ガスなどに含まれる微粒子は、体内に入ると通常の3~4倍もの抗体が生み出されるため、花粉に敏感に反応しやすくなります。

 

そのため、花粉症患者はスギ林の多い山村よりも、都会の方が多いと言われています。

 

そして、近年の食生活の変化も、花粉症患者が増加する要因の一つです。

 

それは、以前の野菜や魚中心の食生活から、肉類を中心とした高たんぱく、高脂肪の欧米型の食生活に変化してきたためで、血液がドロドロとして炎症を強めたり、免疫力を低下させやすくなっているからです。

 

野菜不足、糖分の摂りすぎ、食品添加物の増加、栄養の偏りなども、アレルギー症状を引き起こしやすくなる原因となります。

 

また、現代の住まいは気密性が高くなっているため、花粉の他にもハウスダストやホルムアルデヒドなどの化学物質が空気中に溜まりやすくなっている点も、花粉症患者が増えている原因の一つです。

 

人体に取り込まれる化学物質の約50%は、室内で取り込まれていると言われています。

 

それにより、花粉などのアレルギー症状を引き起こしやすくなるのです。

 

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近年、花粉症患者は年々急増しており、全国では2000万人を超えると推定されています。
原因となる花粉は春先に飛ぶスギ花粉が最も多く、花粉症患者の約80%がこのスギ花粉によるものだと言われています。